建物管理レポート
夏期エアコンのクレーム他260件
エアコンの「予防保全・節電」について
メンテナンス業務担当 有田 宗生
気温・湿度が上昇する夏期はエアコンの故障・お問い合せが増加します。昨年6~9月のエアコンクレーム他の受付件数は260件(総受付件数の16.5%)に上り、又エアコンの年間受付件数の約6割がこの時期に集中しています。盛夏のエアコン故障は、大きなクレームに発展する可能性があります。
弊社では、クレームによる損害を最小限にとどめる為、初期対応や交換の迅速化に努めています。その為エアコンの在庫を確保しておりますが、市場の動向によっては難しいケースもございます。そこで故障してから交換するのではなく、製品寿命(10~12年)が来たら計画的に交換を進める「予防保全」をご提案しております。必要な時期に設備が故障する事態は、入居者の満足度を大きく下げ、長期入居を阻害する要因ともなります。
また、今夏は既に深刻な電力不足が見込まれています。一般家庭でも15%の節電が政府から求められる中、夏の電力消費の内エアコンの消費割合は午後2時時点で53%と一般家庭で最も消費電力の高い設備です。しかし、平成12年当時の機種から最新機種への交換だけでも20~30%の節電効果を見込め、入居者満足と共に被災地への電力融通に繋がる社会貢献にもなります。
エアコンの計画的な交換は、将来の急な出費やクレーム等のリスクを回避して安定的な賃貸経営と物件の資産価値維持に繋がります。弊社は計画的な維持保守により交換コストを圧縮できるよう、予防保全のご提案でオーナー様の賃貸経営をサポートして参ります。
■参考
オリバー技術センターの設備保守管理
バックナンバー
・2012年1月号
投資コスト以上の改善も「住宅エコポイント」再開
・2011年12月号
稼働率向上を図る「共用部保守プラン」について
・2011年11月号
再改訂版発表「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
・2011年10月号
ISO定期審査・高品質サービス提供に
・2011年9月号
修繕依頼内容分析について
・2011年8月号
建物の長寿命化に外部共用廊下・階段の改修を
・2011年7月号
「エアコンの『予防保全・節電』について」
・2011年6月号
「今繁忙期の退去対応に関するご報告」
・2011年5月号
「最新カードキーへのリニューアルについて」
・2011年4月号
「消火器の規格・点検基準改正」
・2011年3月号
「繁忙期中の稼働率向上対策について」
・2011年2月号
「高品質な建物管理の為国際標準化 ISO内部品質監査」
・2011年1月号
「ロスの少ない計画的な外装改修について」

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